職業上の磁界強度のデータは、人体に対する職業的磁界ばく露の寄与を考える上で重要である。職業磁界ばく露と磁界の分布について一般的な職業環境で個々の測定により質的なデータを得るために計画した。特定の職業と職業環境における低周波磁界ばく露に関するサンプル調査を行った。また、職業での磁界分布と個々のばく露との関係も調べた。職業によっては高い磁界に曝される状況が見られた。変電所のような作業空間では、均一で高磁界であったが、従業員のばく露は低強度であった。溶接工は、幾何平均では0.08μTであるが、600μTの高磁界に短期間ばく露を受けていた。【結論】閾値の時間重量平均ばく露制限とか短期ばく露制限だけでなく、最高磁界ばく露の制限も考慮すべきである。作業環境、測定位置、周波帯域などの値も決めることが必要であり、職種ごとの磁界の職業ばく露メトリックスを作成する研究も必要である。
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