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金属検知器

分類:
セキュリティおよび認識システム
説明:

金属検知器は、例えば、空港で乗客の保安検査において、隠された金属の検知に用いられる。

周波数範囲:
  • 0.1–3.5 kHz (歩行で通り抜け)
  • 940 Hz (歩行で通り抜け)
  • 20 kHz (手持ち型検出器)
  • 89.4–132.9 kHz (手持ち型検出器)
電磁界の種別:
磁界

測定値(文献に拠る)

検出ゲート歩行通過
測定されている物理量 測定値 分類上の特徴 特記事項
磁束密度 0.1823 µT (ピーク - ピーク, 測定値) 0.5 kHz 米国の高校; 検出器サイズ: 203 x 73 x 58 cm [1]
磁束密度 0.1981 µT (ピーク - ピーク, 測定値) 0.1 kHz 米国の高校; 検出器サイズ: 203 x 73 x 58 cm [1]
磁束密度 0.1064 µT (ピーク - ピーク, 測定値) 3.5 kHz 空港; 検出器サイズ: 203 x 73 x 58 cm [1]
磁束密度 0.2709–0.3741 µT (ピーク - ピーク, 測定値) 0.2 kHz 空港; 検出器サイズ: 203 x 73 x 58 cm [1]
磁束密度 94–105 µT (最大値, 測定値) - - [3]
電界強度 12.65 mV/m (シミュレーション値) 940 Hz 6ヶ月胎児;妊婦とゲート間の距離5.5 cm [2]
電界強度 16.45 mV/m (シミュレーション値) 940 Hz 9ヶ月胎児;妊婦とゲート間の距離5.5 cm [2]
電界強度 16.61 mV/m (シミュレーション値) 940 Hz 9ヶ月胎児;妊婦とゲート間の距離5.5 cm [2]
磁界強度 85 A/m (ピーク - ピーク, 測定値) 3.5 kHz 空港; 検出器サイズ: 203 x 73 x 58 cm [1]
磁界強度 146 A/m (ピーク - ピーク, 測定値) 0.5 kHz 米国の高校; 検出器サイズ: 203 x 73 x 58 cm [1]
磁界強度 158 A/m (ピーク - ピーク, 測定値) 0.1 kHz 米国の高校; 検出器サイズ: 203 x 73 x 58 cm [1]
磁界強度 217–299 A/m (ピーク - ピーク, 測定値) 0.2 kHz 空港; 検出器サイズ: 203 x 73 x 58 cm [1]
電流密度 2.35 mA/m² (シミュレーション値) 940 Hz 6ヶ月胎児;妊婦とゲート間の距離5.5 cm [2]
電流密度 2.79 mA/m² (シミュレーション値) 940 Hz 7ヶ月胎児;妊婦とゲート間の距離5.5 cm [2]
電流密度 2.86 mA/m² (シミュレーション値) 940 Hz 身長約155 cm、妊娠6ヵ月の妊婦:ゲートまでの距離 5.5 cm [2]
電流密度 3.06 mA/m² (シミュレーション値) 940 Hz 9ヶ月胎児;妊婦とゲート間の距離5.5 cm [2]
電流密度 3.09 mA/m² (シミュレーション値) 940 Hz 8ヶ月胎児;妊婦とゲート間の距離5.5 cm [2]
電流密度 3.34 mA/m² (シミュレーション値) 940 Hz 身長約155 cm、妊娠7ヵ月の妊婦:ゲートまでの距離 5.5 cm [2]
電流密度 3.64 mA/m² (シミュレーション値) 940 Hz 身長約155 cm、妊娠8ヵ月の妊婦:ゲートまでの距離 5.5 cm [2]
電流密度 3.69 mA/m² (シミュレーション値) 940 Hz 身長約155 cm、妊娠9ヵ月の妊婦:ゲートまでの距離 5.5 cm [2]
歩行で通り抜け
測定されている物理量 測定値 分類上の特徴 特記事項
電界強度 15.01 mV/m (シミュレーション値) 940 Hz 7ヶ月胎児;妊婦とゲート間の距離5.5 cm [2]
手持ち型検出器
測定されている物理量 測定値 分類上の特徴 特記事項
磁束密度 1.324 µT (測定値) 89.4 kHz 空港 [1]
磁束密度 1.415 µT (測定値) 132.9 kHz 空港 [1]
磁束密度 2.379 µT (測定値) 94.3 kHz 米国の高校 [1]
磁束密度 2.288 µT (測定値) 94.8 kHz 米国の高校 [1]
磁束密度 4.5–5.1 µT (最大値, 測定値) 20 kHz 手持ち型検出器からの距離 2.5 cm [3]
磁界強度 0.5 A/m (計算値) 267.7 kHz MetalTec-Torfino:妊娠34週の妊婦の腹部 [4]
磁界強度 1.06 A/m (測定値) 89.4 kHz 空港 [1]
磁界強度 1.6 A/m (計算値) 7.9 kHz Schiebel社製:妊娠34週の妊婦の腹部 [4]
磁界強度 1.7 A/m (計算値) 20.8 kHz Adams社製、妊娠34週の女性の腹部 [4]
磁界強度 1.8 A/m (計算値) 132 kHz Omni:妊娠34週の妊婦の腹部 [4]
磁界強度 1.83 A/m (測定値) 94.8 kHz 米国の高校 [1]
磁界強度 1.9 A/m (測定値) 94.3 kHz 米国の高校 [1]
磁界強度 1.9 A/m (測定値) 23.6 kHz Metorex:妊娠34週の妊婦の腹部 [4]
磁界強度 2.1 A/m (計算値) 45.8 kHz CEIA;妊娠34週の女性腹部 [4]
磁界強度 2.9 A/m (測定値) 95 kHz Garrett社製;妊娠34週の妊婦の腹部 [4]
磁界強度 4.8 A/m (計算値) 13.3 kHz Ranger社製:妊娠34週の妊婦の腹部 [4]
電界強度 1.13 V/m (測定値) 132.9 kHz 空港 [1]
検出器タイプ不明
測定されている物理量 測定値 分類上の特徴 特記事項
磁束密度 0.03 µT (平均値, 測定値) 5 kHzの50Hz成分 出力 0.018 kW [5]
磁束密度 0.07 µT (最大値, 測定値) 5 kHzの50Hz成分 出力 0.018 kW [5]
磁束密度 0.12 µT (平均値, 測定値) 5 kHz 出力 0.018 kW [5]
磁束密度 0.44 µT (最大値, 測定値) 5 kHz 出力 0.018 kW [5]
電界強度 29.1 V/m (平均値, 測定値) 5 kHz 出力 0.018 kW [5]
電界強度 40 V/m (測定値) 5 kHz 距離 0.5 m [5]
電界強度 70 V/m (測定値) 5 kHz 距離 0.1 m [5]
電界強度 658 V/m (最大値, 測定値) 5 kHz 出力 0.018 kW [5]
磁界強度 0.1 A/m (平均値, 測定値) 5 kHz 出力 0.018 kW [5]
磁界強度 0.11 A/m (測定値) 5 kHz 距離 0.1 m [5]
磁界強度 0.12 A/m (測定値) 5 kHz 距離 1 m [5]
磁界強度 0.35 A/m (最大値, 測定値) 5 kHz 出力 0.018 kW [5]
磁界強度 2 A/m (測定値) 5 kHz 距離 0.5 m [5]

参考文献

  1. Boivin W et al. (2003): [歩行式および携帯式金属探知機周辺の磁界分布]
  2. Wu D et al. (2007): [金属探知装置通り抜けで受ける放射への妊婦の過剰ばく露の可能性]
  3. Cooper TG (2002): [ICNIRPガイドラインに照らした電界および磁界への職業ばく露]
  4. Kainz W et al. (2003): [携帯型金属探知機にばく露される妊娠中の女性に対する誘導電流濃度と比吸収率(SAR)の計算]
  5. Floderus B et al. (2002): [中間周波数帯(>300 Hz-10 MHz)の高周波電磁界への職業ばく露]