研究のタイプ: 疫学研究 (observational study)

[自殺と職業ばく露の調査] epidem.

An exploratory investigation of suicide and occupational exposure

掲載誌: J Occup Environ Med 2003; 45 (1): 96-101

この研究は、自殺と磁界、殺虫剤、炭化水素溶剤への職業ばく露との関連性を評価するものである。対象母集団は、1, 1707人の自殺者と132, 771人の適格対照者で、1991年と1992年の米国死亡診断書より集めた。死亡診断書に書かれた職名を基にばく露は割当られた。磁界と殺虫剤へのばく露は自殺リスクとの関連は弱く、炭化水素溶剤でのリスクのわずかな高まりを示す証拠はほとんどなかった。磁界ばく露との関連が20歳から35歳の間で一番高く(OR = 1.5)、殺虫剤ばく露で最も高い自殺リスクは35歳から49歳(OR = 1.5)であった。もっと質の高い職業データを使った再現性のある研究が必要であろう。

ばく露