小児白血病の生存率に関する研究によって、磁界ばく露と急性リンパ球性白血病(ALL)と新規に診断された小児の生存率との間の関連性を検討している。我々は、米国およびカナダの小児412名について個人の磁界ばく露を連続24時間モニターした結果を報告し、年数値と相関を示す。平均時間重み付け平均(TWA)および幾何平均(GM)は、測定。初年度、2年目、3年目の測定値で同等であった(TWA:0.11μT(n=412)、0.13μT(n=304)、0.12μT(n=134))。年齢または性別による平均TWAまたはGMには一貫して違いはなかった。著しく低い平均TWAおよびGMが郊外に住む小児に見られた。高ばく露が都市部に住む小児、アパートメント住人、賃貸住居に住むヒトに認められた。夏期数ヶ月の測定値および北東部とカナダに住む小児で収集された測定値も高い傾向があった。多くの指標間の相関係数が、同じ時期に年度測定を実施した小児で増加した。年度間相関が最も高い指標はGMであった。最も低い相関は、間欠的および時間的に安定のある推定磁界で見られた。初年度から2年目までのGMは、同じ家庭で見ると相関が良かったが(スピアマン順位相関係数=0.70)、しかし転居のある小児では低い相関(0.44)が認められた。我々の知見は、GMの単一測定でばく露をまとめることで転居のない小児のばく露を推定することができたが、研究期間の途中で転居した小児では個人のばく露を予測しる良い判断材料にはならないということが示唆される。
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