[細胞レベルでの弱い低周波電磁界の作用に関する生物物理学的な仮説メカニズム] tech./dosim.

Hypothetical Biophysical Mechanisms for the Action of Weak Low Frequency Electromagnetic Fields at the Cellular Level

掲載誌: Radiat Prot Dosimetry 1997; 72 (3-4): 271-278

1mV/mの電界が体内に、10kV/mの外部電界によって、また50μTの外部磁界がファラディ効果によって誘導される。このような誘導電界は、何ら生物影響を生ずることはなく、0.1mV/m以下の電界は効果がないことが物理的な原則からはっきりしている。かなり強い商用周波磁界は、生物に影響するかもしれない。これは、1)体内のフェリ磁性の磁気モーメントと磁界が相互作用することによって、また2)電子磁気モーメントと磁界が相互作用する結果としてのラジカル対再結合への影響を通してなどが考えられている。しかし、50μT以下の弱い磁界生物に影響する用には見えないし、5μT以下では影響することはない。イオン磁気モーメントと商用周波数磁界との相互さようで言われているイオンサイクロトロン共鳴、イオンパラメトリック共鳴の各モデルは、基本的な物理学的な原則に沿っていない。