イギリスの大半の家庭では、最終配電系統からの電流によって、環境中の商用周波磁界を生成している。これらの系統では、負荷電流によって無視できないような外部磁界を生成する。家庭での磁界は、中性線電流が、アース接続を通して配電ケーブルに分流されるときに発生する正味電量により生成される。本論文では、中性点からアース接続の分布と正味電流の計測結果を報告する。中性点からアースの接続は、マルチアース防御の一部で、これは、地下配電の64%、屋内消費者設置の32%にあたり、また家庭での偶発的に最高20%(実際はおそらくこれ以上)で生じる。サンプル21回線の48時間の平均正味電流は、3.6 Aであった。正味電流が分流した中性電流から発生するので、負荷により変化する。しかし、中性電流は総負荷に対して比例しているのではなく、3つの位相間の不均衡に比例し、これは正味電流と負荷の相関を弱めるものである。この状況により、(疫学研究に必要な)住宅における平均磁界の評価を行うための最適な方法は、やはり少なくとも24時間以上直接計測をすることであるということがわかる。
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