本論文では、1949年から1989年間のイギリスおよびウェールズの住民での商用周波電磁界への平均磁界ばく露の変化を推定した。もし磁界が線形的なばく露-反応関係で疾病と因果関係として関連付けられると、ばく露量は疾病の罹患率と関連することになる。ばく露は、様々な発生源の数によって、寄与する成分が分けられる。その中で特に住宅の背景磁界、家庭製品や送電線からの磁界が主たるものに区分される。1989年のこれらの発生源からの平均ばく露は、それぞれ、45nT、20nT、4.2nTと推定された。各発生源に関し、発生源からのばく露変化を推測するために、磁界がいかに発生するかについては、電気使用に関する統計と、地理的な統計で検討した。これらの個々の変化を合計し、発生源からの平均ばく露で全加重計算をした。平均全体ばく露値の増加は、4.5倍となった。これは子供を含む全人口に当てはめたものである。この増加は消費者あたりの平均的な国内の電気需要を使用した簡便な方法で得られた結果より、わずかに多く、より信憑性がある。まだ数多くの近似値が使用されており、特定されたもの、議論されているものもあり、結果として概算による増加はおそらく低く評価しているであろう。
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