<目的>マイクロセカンドの電気パルス(1-5kV/cm)がBリンパ球の生存率と表面免疫グロブリンによる抗体結合に与える影響を、細胞周期との関連で調べる。 <方法>3回の電気パルス(1-5kV/cm、タイムコンスタントτ=5-40μs)をBALB/Cマウス由来の脾臓Bリンパ球(LPS刺激下)に曝露し、曝露後に細胞周期と抗体結合を調べた。 <結果>4or20℃度で1または2kV/cmの暴露を行っても、細胞膜透過性には変化がなかったが、3、4、5kV/cmの強度ではそれぞれ20、45、70%の細胞に透過性の亢進が見られた。しかし、これらの細胞を37℃で30分間インキュベーションすることで、この膜上の破壊孔は修復可能であった。Go/G1期の細胞は、S+G2/M期の細胞と比較して、電気パルスに対する抵抗性が高くインキュベーションによる修復率も高かった。5kV/cm、τ=5μs、3パルス、@4℃の条件で曝露された細胞は対照や2kV/cm以下の曝露の場合よりもリンパ球の表面免疫グロブリンが少なかった。
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