磁界ばく露と小児白血病についての研究では、子供の居住近くの送電線や電気機器がばく露源として行われている。保育器の磁界にばく露が小児白血病のリスクの増加と関係するかどうかの研究を行った。1973-1989年にスウェーデンで生まれた白血病の子供をガン登録所から特定し、症例当たり1名の対照を無作為的に選び、それぞれは性別と誕生時をマッチングさせた。また、診断書から保育器内の治療に関する情報を取得した。病院内の保育器の磁界を測定した。ばく露の評価は、保育器内の磁界レベルと治療期間に基づいている。急性リンパ球白血病の場合、全ばく露条件でリスクは1に近かった。骨髄白血病で、リスクが僅かに高いことがわかったが、信頼区間の幅が大きく、量反応関係もなかった。総合的にみて、保育器内の磁界ばく露は子供の白血病の増加と関係している証拠は少しもなかった。
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