[弱い複合磁界は正常ならびにモルヒネで誘発したラットのEEGに影響する] med./bio.

地磁気と同程度の弱磁界が、正常な状態のラットの脳のEEG活動と電極とカニューレを埋め込まれ実験動物で腹腔内 (i.p.)と側脳室内 (i.p.)よりモルヒネを投与した後のEEG活性に影響するかどうかを見るために行った実験である。ほとんどの実験は静磁界（20.9μT）と交流磁界（48Hz, 20.9μT）の磁界で、Ca2+共鳴に同調した条件で行った。磁界の影響は0.8から23Hzの周波数範囲で簡易で実験及び対照動物で平均EEGの周波数スペクトルの比較で行った。磁界の影響の統計的な有意な影響を非処理動物およびモルヒネ処理動物で行ったが、最も顕著な影響-ほとんどのEEG周波における急激なパワーの低下-が、モルヒネ腹腔内投与を受けた動物に見られた。この結果は、磁界が自発的な電気的脳活動に影響する可能性があることを示す。得たデータは磁界が、脊椎動物および無脊椎動物の基礎的な機能への外因的にも内生的なオピオイドの両効果を顕著に調節するかもしれないことを証明している他グループの結果と一致している。