[50ヘルツ磁界は老化したヒト胎児肺線維芽細胞におけるmPTP関連ミトコンドリア透過性遷移を活性化することによりDNA損傷を誘発する] med./bio.

Fifty-hertz magnetic fields induce DNA damage through activating mPTP associated mitochondrial permeability transition in senescent human fetal lung fibroblasts

掲載誌: Biophys Chem 2025; 318: 107367

老化細胞細胞周期停止、老化関連分泌型表現型(SASP)、高分子損傷の蓄積、代謝障害を特徴とする特別な細胞群であり、胎児の発達、組織の老化、さらには発がんにおいて重要な役割を果たす。電磁界は老化細胞に影響を及ぼすことによって発がん促進する可能性があるが、この点に関する研究は少ない。この研究の著者らは、50 Hz、1.0 mTの磁界への24時間ばく露が、老化細胞で顕著なDNA損傷誘発することが判明し、老化細胞が50 Hz磁界に対してDNA損傷により敏感であること、さらにミトコンドリア透過性遷移孔(mPTP)の活性化によって媒介される活性酸素種ROS)の生成がこの過程で重要な役割を果たすことが示された、と報告している。

ばく露