[7テスラMRIスキャナによる前庭活性化による極めて重篤な吐き気の誘発] med./bio.

Induction of Extremely Severe Nausea via Vestibular Activation on a 7 Tesla MRI Scanner

掲載誌: J Magn Reson Imaging 2024 [in press]

この研究では、4人の被験者を対象に、手首の検査のために腕を頭上に伸ばし、頭を磁石の中心軸から約10-20 cm上に置いた状態で、7 Tスキャナテーブルにうつ伏せになったところ、極めて重篤な吐き気を経験した。現在の7T MRIスキャナ磁石の大きな静的および空間的磁界勾配を通過すると、通常は軽度の前庭活性化が生じるが、ほとんどの人は十分耐えられる。しかし、軸から外れると、頭部はさらに大きく、より急速に変化する磁場領域を通過することになり、このの研究では極めて重篤な吐き気を生じるのに十分であった。頭部が軸上に留まるようにすることで、この影響は軽減される、と著者らは報告している。

ばく露