[多発性化学物質過敏症患者、自己申告による電磁過敏症を持つ被験者、気管支喘息患者、および一般集団における環境不耐性および症状の比較] med./bio.

Comparison of environmental intolerances and symptoms between patients with multiple chemical sensitivity, subjects with self-reported electromagnetic hypersensitivity, patients with bronchial asthma, and the general population

著者: Mizukoshi A, Hojo S, Azuma K, Mizuki M, Miyata M, Ogura H, Sakabe K, Tsurikisawa N, Oshikata C, Okumura J
掲載誌: Environ Sci Eur 2023; 35: 32
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環境過敏症／不耐症はアレルギー疾患と密接に関連していると考えられている。これらの状態を理解するため、この研究は、多発性化学物質過敏症（MCS）の患者、自己申告による電磁過敏症（EHS）の被験者、気管支喘息（BA）の患者、および一般集団の環境不耐性および症状をユニバーサル質問票を用いて比較した。調査は2012年から2015年にかけて実施された。被験者は以下の4群に分類された：医師に診断されたMCS患者111名、自己申告によるEHS被験者119名、医師に診断されたBA患者98名、および一般集団からの対照群619名。Quick Environmental Exposure and Sensitivity InventoryおよびEHS質問票が使用された。4群間の質問票スコアの差異は、共変量として年齢および性別を調整したロジスティック回帰分析を用いて検定された。その結果、MCSおよびEHS群は、BA群および対照群と比較して、複数の環境要因への不耐性、生活への影響、および多くの症状のスコアが有意に高かった。MCS群とEHS群のスコアのほとんどの差異は有意ではなかったが、電磁過敏症反応はEHS群でMCS群よりも有意に高かった。さらに、化学物質や他の化合物に対する不耐性、生活への影響、およびいくつかの症状に関するBA群のスコアは、対照群のスコアよりも有意に高かった、と著者らは報告している。

ばく露