この研究は、ラットの歯肉組織における好中球、マクロファージ、肥満細胞、リンパ球数に対する携帯電話の電磁放射の影響を調べた。15匹のラットを無作為に3群に割り付けた。グループAは電磁放射（2500–2700 MHz）に24時間／日、14日間ばく露した。グループBは6時間／日、14日間ばく露され、グループCは対照群とした。グループAおよびBのケージから12 cmの距離で放射を行った。14日目にラットの下顎歯肉を切り取り、組織学的標本をヘマトキシリン・エオジン染色で染色し、好中球、肥満細胞、マクロファージ、リンパ球の数を測定した。データはクラスカル・ウォリス検定およびUマン・ホイットニー検定で分析した。その結果、リンパ球については3群間で有意差が認められたが、好中球、肥満細胞、マクロファージについては有意差が認められなかった、と著者らは報告している。
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