この研究は、携帯電話基地局の電磁波が幾つかの精子パラメータおよび男性生殖系に及ぼす影響を、18歳から60歳の216人を対象に調べた。6か月以上携帯電話基地局の近くに居住している被験者をグループA(ばく露群)に、基地局から100 m以上離れた場所に住む被験者をグループB(対照群)に割り当てた。全ての被験者に対して詳細な病歴聴取、臨床評価、および臨床検査を行った。その結果、ばく露群では対照群と比較して、精子の正常形態の割合が低下する傾向が示されたが、両群間で統計学的有意差は認められなかった。総精子運動率および前進運動精子率については、ばく露群では対照群と比較して低下する傾向が見られたが、これも統計学的有意差は認められなかった、と著者らは報告している。
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