[電離および非電離電磁放射への共ばく露中の変異原性作用] med./bio.

Mutagenic Effect during Combined Exposure to Ionizing and Non-Ionizing Electromagnetic Radiation

掲載誌: Bull Exp Biol Med 2024; 176 (5): 645-648

この研究は、さまざまな線量およびばく露モードで、電離放射線ガンマ線)と非電離放射線磁界)の複合ばく露下でのショウジョウバエ胚の死亡頻度を評価した。その結果、複合ばく露の変異原性作用は拮抗的な性質を有していることが示された。磁界に5時間ばく露後、ガンマ線(3、10、および60 Gy)にばく露するというモードを用いた場合、拮抗作用がより顕著であった。逆の順序でばく露した場合、3および10 Gyの線量でガンマ線ばく露した後に拮抗作用が統計的に有意であったが、20 Gyの線量では相乗的な相互作用が認められた、と著者らは報告している。

ばく露