[ラットの痛覚知覚に対する6 GHz高周波電磁放射の影響] med./bio.

The effect of 6GHz radiofrequency electromagnetic radiation on rat pain perception

掲載誌: Electromagn Biol Med 2024; 43 (1-2): 117-124

この研究は、6 GHzの高周波RF電磁放射ばく露したラットの痛覚知覚を調べた。ラット対照群(n = 10、試行毎に4回反復)とばく露群(n = 10、試行毎に4回反復)の2群に割り付けた。両群の痛覚応答を、げっ歯類鎮痛計で測定した。その結果、ばく露群は対照群と比較して、ホットプレート熱刺激に対する反応に15%の遅延があった。放射刺激に対する反応の遅延は21%であった。RFばく露が圧力痛の発生を+42%(p < 0.001)の統計的有意性促進することが確認された。RFばく露は、冷却プレート刺激促進することにより、痛覚痛を+35%増加させることが観察された(p < 0.05)。RFばく露は、統計的に有意な温度の選好を備えていたが、圧力痛知覚の形成を支援した、と著者らは結論付けている。

ばく露