本研究は、携帯電話の端末使用者の患者と、イヤホン使用者の患者の歯列矯正器具からのニッケルイオン放出に有意差があるかどうかを、横断研究で調べた。被験者は、インドのチェンナイ、メルマルヴァトゥール、アディパラシャクティ歯科大学および病院の矯正歯科および顎顔面整形科で歯列矯正治療を受けている60人の健康な個人で、いずれもクラスIの不正咬合と双顎突出症であった。唾液サンプルを通常の健康診断時に採取し、携帯電話をイヤホン付きで使用するか否かに基づいて、2か月後と7日目、14日目、21日目の唾液中のニッケルレベルを評価した。その結果、携帯電話をイヤホンなしで使用する参加者のニッケル放出の平均値は、イヤホンを使用する参加者よりも有意に高いことが示された、と著者らは報告している。
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