[携帯電話と子ども：子どもにおける携帯電話のばく露および使用パターン‐記述的横断研究] tech./dosim.

この研究は、携帯電話を使用する子どもの社会的特性、携帯電話ばく露の平均時間、携帯電話への最初のばく露年齢を、横断研究で調べた。包含クライテリアを満たした子ども0-12歳全てを対象とした。その結果、登録された子ども248人のうち、男児143人（57.66％）および女児105人（42.34％）が携帯電話にばく露されていた。親の67.74％が、携帯電話は子どもが特定の使用を意図せずに単に楽しむために使用していると認めていた。使用時間の26％は、親が忙しいときに子どもをあやすために用いられた。子どもの30.24％は画面視聴時間が1日あたり30分未満、23.39％は1日あたり2時間以上であった。子どもの50％以上が1歳未満で携帯電話にばく露されていて、最も早い携帯電話へのばく露は生後2か月であった。社会経済的地位に関係なく、携帯電話へのアクセスと所有権は社会経済的層を超えて同じであった。今最も必要とされているのは、親に対して子どもの携帯電話の過度な使用と、それが身体的および心理的健康に及ぼす可能性のある有害な影響についての認識を高めることである、と著者らは結論付けている。