この研究は、ウズラの卵1260個を用いて、1日齢での卵殻の厚さ、孵化率および体重に対する磁界への短期ばく露の影響を調べた。最初の実験では、2つ目の実験で調べる最良の方法を特定するためのパイロット研究で、2つの方法で360個の卵を無作為に15群に割り付け、インキュベーション前に3つの磁界強度(0、750、1500 G = 0、75、150 mT)と5つのばく露時間(5、10、15、20、25分)でばく露した。その結果、磁界強度およびばく露時間と、卵殻の厚さおよび孵化時の体重との有意な影響は認められなかった。最も高い孵化率が認められたのは750 G(= 75 mT)/20分のばく露で、次いで1500 G(= 150 mT)/10分のばく露であった。更に、磁界強度に応じて体重への線形の影響が認められた。2つ目の実験では、900個の卵を用いて、一元配置分散分析を実施した。卵を無作為に3群(0、750 G(= 75 mT)/20分、1500 G(= 150 mT)/10分)に割り付け、各処理(n = 30)ごとに10回繰り返した。その結果、どちらのばく露群でも、対照群と比較して、孵化率および孵化時体重に有意な影響が認められた、と著者らは報告している。
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