[ヨシエビの腹部神経線維の膜電位に対する中程度の静磁界の影響] med./bio.

この研究は、ヨシエビ（Metapenaeus ensis）の神経線維の膜電位に対する均一な中程度の静磁界（0-400 mT）の影響を調べた。その結果、静磁界が膜電位の上昇を生じ、最終的には静的状態に達すること、および短期間のばく露の影響はほぼ可逆的であることが示された。膜電位の変化率（V%）と磁界誘導の間には非線形関係が観察され、V%は変曲点（約 200 mT）以下で急速に増加し、その後は減速した。この著者らは、膜内のイオンチャネルが静磁界に対してさまざまな感度を持っていることを示唆しており、0-400 mTの範囲内のイオンチャネル活性化閾値の分布を示している、と報告している。