[広帯域電磁界への公衆ばく露ならびにその人口密度と建物密度との関連:北京におけるケーススタディ] tech./dosim.

Public exposure to broadband electromagnetic fields and its association with population density and building density: The case study of Beijing

掲載誌: Heliyon 2023; 9 (6): e17153

この研究は、中国の北京市の市街地の約400 kmの道路で測定を実施した。その結果、サンプリング点の約89%の電界強度は3 V/m以内で、他のサンプリング点の電界強度は比較的高かった。スペクトル分析と組み合わせると、ある区画の電界強度が国の制限値を超えていることが判明した。この著者らは、電界強度と人口密度および建物密度の間の関連規則をマイニングするための一連の手順を提案している。最終的な相関は、人口密度が中程度以下の地域および建物密度が低い地域では、電界強度が通常1.5 V/m未満であることを示している。人口密度が非常に高い地域や建物密度が高い地域の電界強度は通常1.5-4 V/mであった。一方、4 V/mを超える電界強度は主に人口密度が非常に高い地域で認められた、と著者らは報告している。

ばく露