[スリランカの最も人口の多い二都市での高周波汚染のレベルの空間分布の分析および比較] tech./dosim.

Analysis of the spatial distribution and comparison of the levels of radiofrequency pollution in Sri Lanka's two most populous cities

掲載誌: Environ Monit Assess 2023; 195 (7): 839

この研究は、スリランカのコロンボとキャンディ両市における、GSM900、GSM1800、UMTS、LTE2.6、および WLan2.4 周波数帯の高周波RF放射の空間分布を評価・比較した。 各周波数帯域の平面波電力密度は、HL7060 指向性アンテナを備えた SPECTRAN HF6065スペクトルアナライザーを用いて、指定された調査場所で測定した。キャンディ市では合計31か所、コロンボ市では様々な公共の場所をカバーする67地点を選択した。その結果、コロンボ市では LTE 2.6周波数帯域で散在するホットスポットがより集中しているのに対し、キャンディ市ではGSM 900周波数帯域でより集中していることが示された。更に、平均結果の比較では、コロンボ市のRFはキャンディ市よりも50%以上高かった。RFレベルの最大値は、GSM 1800周波数帯域でコロンボ市で検出され、これは国際非電離放射線防護委員会ICNIRP)最大許容レベルの0.11%に過ぎなかった、と著者らは報告している。

ばく露