[三相地中電力ケーブルによって生成される低周波磁界の数値的および解析的分析] tech./dosim.

この論文の著者らは、固体結合を有する三相地下電力ケーブルによって生成される磁界を計算するための正確な2D有限要素モデルを提案している。このモデルは、ANSYS Maxwell 2D低周波電磁界シミュレーションソフトウェアで開発され、典型的な12/20 kV（中圧）三相地下電力ケーブルのトレフォイル形状とフラット形状の両方に対応しているが、任意のケーブルシステムにも適応できる。モデルの妥当性検証を、ビオ・サバールの法則と重ね合わせ原理に基づいたソフトウェアツールによる解析計算によって行った。その結果、地上の様々な高さで計算した磁束密度の二乗平均値プロファイルは、これらの2つの方法で非常に良い相関関係を示した。これは誘導シールド電流についても同様であった。また、複数の三相電力ケーブルを一緒に敷設する場合に有限要素モデルを適用することも考慮した、と著者らは報告している。