次世代モバイル通信技術は100 GHzを超える高周波スペクトルを利用する可能性があるが、モバイル通信デバイスからの電磁界ばく露に関するほとんどの研究は100 GHz未満の周波数に焦点を当てている。この論文は、将来のモバイル通信用に設計されたサブテラヘルツアンテナからの電磁界ばく露を、多層平面組織ファントムを用いて評価した。単純化したファントム内の深部組織を無視することで、蓄積された電磁界を評価できることが実証されている。次に、単純化した電磁界問題の解を用いてフルサイズのファントム内の温度分布を評価し、全体の計算時間を短縮した。吸収電力密度の平均化領域のさまざまなサイズを考慮した結果、ピーク上昇温度と約1 cm2の小さな領域で平均化したピーク吸収電力密度との間に良好な相関関係があることが示された、と著者らは結論付けている。.
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