この論文は、デュアル並列リードを備えた能動的植込み型医療機器(AIMD)の高周波(RF)誘導加熱を評価した。長さ60 cmおよび90 cmのリードを備えた脊髄刺激装置のRF誘導加熱を、三つの並列デュアルリード構成(密な間隔、8 mm間隔、および40 mm間隔)ならびに単一リード構成で調べた。その結果、シミュレーション研究では、デュアル並列リード構成のピーク1 g比吸収率/温度上昇は、単一リード構成よりも低かった。米国材料試験協会の実験的なファントム研究では、単一リードAIMDシステムの温度上昇はデュアルリードAIMDシステムよりも 2.4 倍高くなる可能性がある。この研究で用いた脊髄刺激装置については、デュアルリード構成のRF誘導加熱も、四つの人体モデル全ての内部でシ単一リード構成の場合よりも低いことが統計的分析で示された。この研究で調査したAIMDシステムでは、デュアル並列リード間の結合効果により RF誘導加熱を低減できることが示された、と著者らは報告している。
このウェブサイトはクッキー(Cookies)を使って、最善のブラウジングエクスペリエンスを提供しています。あなたがこのウェブサイトを継続して使用することで、私たちがクッキーを使用することを許可することになります。