誘導式電力伝送(IPT)は、物理的接続の制約を回避できることから、電気自動車(EV)の動的充電におけるアプリケーションとして有望視されている。一般的に用いられているインデューサ‐コンデンサ‐コンデンサ(LCC)補償により、受信コイルがカバー範囲に無い場合であっても、送信コイルは固定待機電流によって常に励起される。動的ワイヤレス電力伝送(DWPT)システムと同様に、EV充電が無くても、大半の場合、地下の送信コイルは受信器を待つために一般的に全出力でアクティブ化されたままとなり、結果的に待機電流が大きくなり、磁界ばく露の安全性が懸念される。この研究は、ワイヤレス充電器の送信コイルの待機電流によって生じる電磁界ばく露の自動封じ込めのための方法を提案している。このシステムでは、EVの存在を検出すればワイヤレス充電器が自動的にアクティブ化され、EVが離れれば自動的に非アクティブ化される。また、異なる負荷および種類の補償トポロジーに対する高品位の相互運用性を分析・検証した。更に、実験的に検証した。磁界ばく露は国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)の2010年のガイドラインの11.66%に過ぎないことが証明された、と著者らは報告している。
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