研究のタイプ: レビュー/サーベイ論文

[高周波電磁界への個人ばく露の測定研究:系統的レビュー] review

Measurement studies of personal exposure to radiofrequency electromagnetic fields: A systematic review

掲載誌: Environ Res 2023; 218: 114979

この総説の著者らは、高周波RF電磁界への個人ばく露の測定研究をレビューした。「系統レビューおよびメタ分析のための優先的報告項目(PRISMA)」ガイドライン、「集団、ばく露、比較、結果(PECO)」手法の適格基準、「スペイン語版批判的観点スキルプログラム(CASPe)に従い、1998年1月1日から2021年12月31日までに発表された研究56報を対象とした。RF電磁界への個人ばく露を測定した異なるタイプの研究のうち、ボランティアによる個人測定と訓練を受けた研究者による個人測定の2つの測定手法を特に重視した。その結果、83%の研究で個人ばく露メーターが用いられていた。最も低い平均値はエジプトで2007年に測定された0.00100 μW/m^2(1.00 nW/m^2)で、最も高い平均値はベルぎ0で2049年に測定された285000 μW/m^2(0.285 W/m^2)であった。これらの結果から、RF電磁界ばく露レベルは国際非電離放射線防護委員会ICNIRP)のガイドラインよりも大幅に低いことが確認された、と著者らは報告している。

ばく露

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