[雄ラットの仔の小脳のプルキンエ細胞に対する出生前の慢性的な900 MHz電磁界の印象:言及に値するか?] med./bio.

Impressions of the chronic 900-MHz electromagnetic field in the prenatal period on Purkinje cells in male rat pup cerebella: is it worth mentioning?

掲載誌: Rev Assoc Med Bras 2022; 68 (10): 1383-1388

この研究は、出生前に電磁界ばく露した母親から生まれた雄の仔ラット小脳におけるプルキンエ細胞の変化を調べた。Sprague-Dawleyラットの雌雄各6匹(体重180-250 g)を第一段階に用いた。ばく露群の雌ラットを900 MHz電磁界に1時間/日、毎日ばく露した。妊娠後、雄の仔ラットばく露群と対照群に6匹ずつ割り付けた。2か月後に安楽死させ、小脳を摘出し、クレシルバイオレットで染色し、画像分析装置を用いてプルキンエ細胞を数えた。その結果、ばく露群では対照群と比較して、プルキンエ細胞の数が少なかった。組織病理学的には、対照群プルキンエ細胞形態学的構造は正常であったが、ばく露群では損傷が認められた、と著者らは報告している。

ばく露