この研究は、GSM携帯電話からの比吸収率（SAR）を評価した。10 gあたり（0.51 W/kg）および1 gあたり（0.99 W/kg）のSARの最大値は、それぞれ国際非電離放射線防護委員会（ICNIRP）および米国連邦通信委員会（FCC）のSAR限度値の25%および62%であった。認証済みの携帯電話は未検証の携帯電話と比較して、SAR値が有意に高かった。右耳でのSARが相対的に高かった。SAR最大値は全て右耳で記録された。電話の規制認可状態、頭部に対する電話の向き、動作周波数チャネル、電話使用時の耳の側性（左右）が、SAR測定値に影響力を及ぼした、と著者らは報告している。
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