国際的なガイドラインおよび規格では、6 GHz超の周波数での基本制限として面積平均の吸収/上皮電力密度(APD/EPD)が規定されている。APDの評価手法は現在検討中である。この研究は、アンテナと身体との相互作用によるAPDの上昇を、全波シミュレーションを用いて示している。また著者らは、球状波展開から平面波展開を用いた界全体/散乱界(TF/SF)境界上で再構築した等価波源を用いて、人体におけるばく露量の球状近傍界測定と数値シミュレーションを併用したハイブリッド手法を提唱している。30 GHzでの全波シミュレーションによるAPDを各種のアンテナアレイについて比較することで、提唱した手法が面積平均のAPDの上限の正確な推定(相対差< ∼28%)が得られる、と著者らは報告している。
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