この研究は、細胞培養に対する広域スペクトル(0.2-3 THz)のテラヘルツ高強度パルスの影響を調べた。線維芽細胞に遺伝毒性作用を生じるTHz照射のばく露パラメータ閾値を評価した。Ser 139でのヒストンH2AXのリン酸化(����H2AX)を遺伝毒性の指標に選び、30分間のTHzパルス照射後の線維芽細胞中の����H2AXフォーカス数の定量的推定を実施した。その結果、ピーク強度および電界強度が21 GW/cmおよび2.8 MV/cmを超えない限り、遺伝毒性作用は認められなかった。腫瘍細胞株(神経芽細胞腫(SK-N-BE (2))および膠芽腫(U87))では、ピーク強度が21 GW/cmのTHzパルスへの30分間のばく露は、形態学的変化も、ヒストンリン酸化フォーカス数の統計的に有意な増加も生じなかった、と著者らは報告している。
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