ストレス反応に関連したホルモンレベルにおける変化を評価するための、拘束したBALB/cマウスについての各種の研究では、超低周波(ELF)電界の生物学的作用の複数の側面の特性評価が進んでいる。この研究は、ストレス反応に対するマウスの姿勢の影響を調べ、ストレスの度合いを調節することの重要性を評価した。マウスを遠心分離機型チューブ内に拘束し、並行平板電極間でELF電界にばく露し、その直後に麻酔下で血液を採取し、血漿グルココルチコイドを評価した。その結果、マウスに対する電界ベクトルが矢状面または前額面を通る場合、マウスの姿勢が腹臥位か側臥位かに関わらず、拘束によるグルココルチコイドの上昇に対する電界の抑制効果が再現された。ELF電界の効果は、中程度および軽度の拘束ストレスを与えたマウスでは再現されたが、重度の拘束ストレスを与えたマウスでは再現されなかった。よって、このモデルでの結果の再現性には、ストレスの度合いを調節することが重要である、と著者らは報告している。
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