この研究は、地下鉄の駅ホーム上での同軸ケーブル等の高周波(RF)波源からの漏えい電磁界にばく露される成人および子どもの乗客の安全性を評価した。成人モデル、子どもモデルおよび同軸ケーブルのモデルをソフトウェアで数値的に設計した。900 MHzに対する成人および子どものモデルにおける誘導電界、比吸収率(SAR)、磁界および頭部の温度上昇を計算した。その結果、誘導電界、SARおよび磁界はそれぞれ、子どもの全身で2.00*10^(-2) V/m、1.07*10^(-7) W/kg、2.94*10^(-4) A/m、子どもの中枢神経系で1.00*10^(-2) V/m、2.44*10^(-8) W/kg、2.41*10^(-4) A/mであった。成人の誘導電界、SARおよび磁界は子どもより1.49-2.34倍高かった。スクリーンドアが無い場合、スクリーンドアがある場合と比較して乗客モデルにおける誘導電界、SARおよび磁界は大きく、スクリーンドアにはRF電磁界に対して部分的に遮へい効果があった。6分間のばく露後の成人および子どもの頭部組織での最大温度上昇の値は、それぞれ0.2114および0.2111℃であった。これらの計算結果は、国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)の一般公衆のばく露限度値よりも大幅に低く、同軸ケーブルからの漏えいによる地下鉄の駅ホームでのRF電磁界ばく露は乗客の健康に対して脅威ではないことを示している、と著者らは結論付けている。
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