この研究は、歯の根管における病原体であるフェカリス菌株ATCC 19115の成長率および抗生物質への感受性に対する、スマートフォンおよびWi-Fiルーターから発せられる高周波(RF)電磁界へのばく露の影響を調べた。Mueller-Hinton寒天プレートでのディスク拡散(Kirby-Bauer)法を用いて、RFばく露の前後での抗生物質への感受性試験を実施した。また、較正済みの紫外可視分光光度計を用いて、異なるばく露時間後の625 nmでの光学密度を測定し、細菌の成長率への影響を調べた。その結果、RFばく露は抗生物質への感受性を有意に変化させた。感受性は6時間のばく露後に有意に低下したが、より長いばく露時間(例えば24時間)では全ての抗生物質に対して感受性が高まった。非ばく露群はばく露群よりも成長率が遅かった、と著者らは報告している。
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