この研究は、携帯電話使用に関連した唾液腺腫瘍の発症リスクを調べた。広範な文献検索により、出版日や言語を制限せず、当該分野の7報をメタ分析に盛り込んだ。Newcastle-Ottawa尺度を用いて研究を質的に評価した。その結果、携帯電話使用と唾液腺腫瘍との有意な関連は認められなかった(オッズ比1.06、95%信頼区間0.86-1.32)。出版バイアスの証拠も認められなかった。但し、これらの研究には多くの制限があり、観察された結果は、特に長期間のヘビーユーザーについて、携帯電話の真の発がんリスクの正確な推定ではないかもしれないことが示唆された。実際に、このメタ分析に含められた研究は、ばく露評価を正確に定義する必要性を強調している、と著者らは結論付けている。
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