ニュージーランド保健省は2022年6月28日付で、「非電離電磁界の健康影響についての省庁間委員会」の2022年版の報告書を発表した。この報告書は、同国内および国際的な保健・科学機関によって実施された、高周波(RF)および超低周波(ELF)電磁界についての最近の研究を要約している。
同国保健省は、電磁界の健康影響についての研究を監視・精査するため、「非電離電磁界の健康影響についての省庁間委員会」を招集している。同委員会は、保健局長向けの報告書と共に、保健省、教育省、エネルギー・資源省、環境省、放送・メディア省、職場関係・安全省の各大臣向けに、背景情報ならびに重要な研究知見についての最新の要約を提示するための報告書も定期的に作成している。
同委員会の2022年版の報告書は、2015年および2018年に発表された報告書を更新するもので、より最近の関連情報が含まれている。最近の研究の知見は、同委員会に現行の政策および推奨事項の変更を検討させるものではあなかった。
この分野における一般市民の関心が継続していることと、ばく露がどこにでもあるという特徴、研究における疑問が依然として残されていることから、同委員会は、新たな研究の監視を継続するとしている。
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