[NMRIマウスの精巣の構造および機能に対する携帯電話放射へのばく露時間に伴う空間的距離の変化の影響の比較] med./bio.

Comparison of the effect of changing the spatial distance with exposure time to mobile phones radiation on the structure and function of the testis in NMRI mice

掲載誌: J Microw Power Electromagn Energy 2022; 56 (2): 87-102

この研究は、NMRIマウスの精巣の構造および機能に対する、待ち受けモード携帯電話からの高周波RF放射の空間的距離および時間の変化の影響を比較した。マウスを2つの対照群(シャム1およびシャム2)ならびに4つのばく露群(A1、A2、B1、B2)に無作為に割り付けた。A群およびB群は、それぞれRF波源から5 cmおよび20 cmの距離の樹脂製ホルダーに保持した。A1群およびB1群、ならびにA2群およびB2群は、それぞれRF放射に6週間および10週間ばく露した(6時間/日、5日間/週)。シャム1およびシャム2対照群は、それぞれ樹脂製ホルダーにばく露なしで6週間および10週間保持した。その結果、精細管の外径および胚上皮の高さは、ばく露時間よりも波源からの距離に明らかに依存していた。精細管直径および精子運動性の時間依存的な低下が認められた、と著者らは報告している。

ばく露