[精原細胞の増殖に対する性成熟期前から成体期の長期的なWi-Fiばく露ならびに燕巣サプリメントの保護効果] med./bio.

Long-Term Wi-Fi Exposure From Pre-Pubertal to Adult Age on the Spermatogonia Proliferation and Protective Effects of Edible Bird's Nest Supplementation

著者: Jaffar FHF, Osman K, Hui CK, Zulkefli AF, Ibrahim SF
掲載誌: Front Physiol 2022; 13: 828578
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この研究は、精巣における精原細胞の増殖に対するWi-Fiばく露の影響、ならびに燕巣［広東料理の食材］サプリメント（EBN）投与による保護効果を、3週齢のSprague-Dawleyラットで調べた。ラット30匹を対照群、EBN投与群（250 mg/kg、14週間）、Wi-Fiばく露群（2.45 GHz、14週間）、Wi-Fi擬似ばく露群、Wi-Fiばく露＋EBN投与群の5群に等分した。その結果、ばく露群には精原細胞の有糸分裂状態の減少が認められたが、c-Kit-SCFのmRNAおよびタンパク質発現には有意な減少は認められなかった。また、ばく露群には卵胞刺激ホルモン（FSH）および黄体形成ホルモン（LH）の血清レベルの有意な低下が認められた。Wi-Fiばく露＋EBN投与群では、精原細胞の有糸分裂状態の有意な増加が認められた。EBN投与はc-Kit-SCFのmRNAおよびタンパク質発現を改善したが、その影響は有意ではなかった。精原細胞の有糸分裂の改善は、EBN投与後の血中FSHレベルの有意な上昇と関連しているようであった、と著者らは報告している。

ばく露