[新生児の一般的な運動動作に対する妊娠中の携帯電話使用時間の影響] epidem.

Effect of mobile phone usage duration during pregnancy on the general motor movements of infants

掲載誌: Biotechnol Biotechnol Equip 2022; 36 (1): 56-66

この研究は、出産前の携帯電話使用時間(MFU)が異なる妊婦から生まれた新生児のフィジティ運動活動を、Prechtl法を用いた一般的な動作評価を実施することで評価した。母親の妊娠中のMFUに応じて、新生児を4群(携帯電話での通話なし(対照群、n = 31)、MFU > 20分間/日(グループ1、n = 33)、MFU > 40分間/日(グループ2、n = 31)、MFU > 2時間/日(グループ3、n = 28)、に割り付けた。分析の結果、グループ3では他のグループと比較して、異常なフィジティ(AF)およびフィジティなし(F-)、最適ではない運動最適性スコア、運動レパートリーの低下が統計的に高かった。正常な姿勢およびその他の運動の質は、グループ3と比較して対照群、グループ1およびグループ2で統計的に高かった。これらの知見から、妊娠中のMFUが異なる母親から生まれた新生児は、フィジティ運動の質、運動最適性スコア、運動レパートリー、姿勢およびその他の動作に関して異なることが示され、出産前の高周波電磁界ばく露新生児の運動の発達との関連が示唆された、と著者らは結論付けている。

ばく露