この研究は、不適切な携帯電話使用の事故および慢性疾患のリスクへのインパクトを調べた。2019年4月5日以前に発表された研究について、PubMed、EMBASE、Cochrane、Web of Scienceデータベースを系統的に検索した。関連するレビューも検索して更なる研究を同定した。変量効果モデルを用いてプールした全体での推定値を計算した。その結果、携帯電話ユーザーは事故に遭遇するリスクが高いことが示された(相対リスク(RR)= 1.37、95%信頼区間(CI)= 1.22-1.55)。携帯電話の長期間使用は、非使用または短期間使用と比較して、事故リスクが高かった(RR = 2.10、95% CI = 1.63-2.70)。携帯電話使用は非使用と比較して、悪性新生物(RR = 1.07、95% CI = 1.01-1.14)、眼の疾患(RR = 2.03、95% CI = 1.27-3.23)、メンタルヘルス障害(RR = 1.16、95% CI = 1.02-1.32)、頭痛(RR = 1.25、95% CI = 1.18-1.32)のリスクが高かった。その他の慢性疾患のプールしたリスクはRR = 1.20(95%CI = 0.90-1.59)であった。サブグループ分析でも、事故および慢性疾患のリスク上昇が確認された、と著者らは報告している。
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