この研究は、スウェーデンのストックホルムのシェップスブロン通りでの歩行者の頭部の近くの高さに設置された携帯電話基地局アンテナについて、高周波(RF)広帯域スペクトルアナライザーおよびポータブルばく露量メーターを用いて詳細な空間測定を実施した。その結果、RFばく露の分布は非常に不均一で、ホットスポットが見られた。全ての四分円セルにわたって空間平均値は最大で12.1 V/m(388 mW/m^2)、全てのエリアから記録された読み取り値は最大で31.6 V/m(2648 mW/m^2)であった。ばく露量メーター測定では、ばく露の大半は携帯電話ダウンリンク帯であることが示された。それぞれ第4世代(4G)および第3世代(3G)携帯電話サービスに用いられている、2600および2100 MHz帯が最も支配的であった。先行研究におけるRF放射の平均値から、ストックホルムにおける環境中のRFばく露レベルが上昇していることが示された、と著者らは報告している。
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