[人体に対する屋内‐屋外でのWi-Fi放射の評価ならびにその正確なSAR測定] tech./dosim.

この研究は、公共の場所でのWi-Fiデバイスからの電磁放射の実験的測定を報告している。インドの地理的位置が異なる場所での屋内および屋外での測定を実施した。屋内評価では、ニューデリーの国立物理学研究所（NPL）において、1-4つのアンテナを備えるWi-Fiルータについて、0-10 mの距離を考慮して実験を実施した。等方性電界プローブを備えたスペクトルアナライザーを用いて電力密度および電界強度を測定した。屋外測定では、デリーの4か所の地下鉄駅のWi-Fiデバイスについて、電車車両に向かって0-20 mの距離、およびルータの下で実施した。実験ではNarda NBM-550電界プローブを用いた。加えて、ヒトの全身3Dモデルを自由空間環境でシミュレートし、屋内および屋外での電磁放射の測定結果および比吸収率（SAR）を、国際非電離放射線防護委員会（ICNIRP）および米国連邦通信委員会（FCC）のガイドラインの2.45-5.87 GHzでの制限値と比較した。