この研究の著者らは、日本と韓国で実施する反射箱を用いた大規模動物実験用のばく露装置を開発・実装した。動物実験に先立ち、複素散乱パラメータS21、電界の一様性、Qファクターを評価し、反射箱の性能を確認した。反射箱の最も重要な性能ファクターである電界の一様性を、900 MHzで、反射箱内の150地点で、生きたラット80匹を入れた状態と入れない状態で評価した。ラットを入れて負荷を与えた状態は、ラット、給水系、中敷き、ケージ、ケージラックを備えた実際の実験環境とほぼ同じであった。平均体重として330 gおよび470 gのラット80匹を想定した。電界の一様性は、空の状態で平均±1.0 dB、ラットを入れた状態で±2.3 dBの範囲内であった、と著者らは報告している。
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