この研究は、実験室マウス、ジャンガリアンハムスター、アオカワラヒワ、ムクドリ腹腔内体温の変化を調べた。この変化は数分の範囲で、同じ動物種の間だけでなく、異なる類(例えば鳥類と哺乳類)の間でも有意に相関しており、互いに独立で、異なる照明の枠組み下でも維持された。この現象から、照明の枠組みとは関連しない、温度制御系の中心的なメカニズムに対する外部の何らかの影響力があることが示唆された。80%の事例において、最も強調された体温振動のリズムは8-9分および12-13分で、±1分の精度で地磁気のリズムと一致した。但し、体温振動の振幅は地磁気振動の振幅には依存していなかった。体温の変化と地磁気の変化の同期性は、地磁気振動の0.4 nTという極めて低い振幅で認められた。対照的に、より強い(6-10 nT)が不規則で突発的な地磁気の摂動に対しては体温の応答はなかった、と著者らは報告している。
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