この研究は、幼稚園周辺での地中送電線からの電磁界ばく露レベルを評価・比較している。地中送電線の位置に基づいて24の幼稚園を無作為に選択し、デジタル式電磁界ばく露メーターEMDEX IIを用いて電磁界放射レベルを測定した。その結果、幼稚園周辺での最大値は平均で13.5 mG［1.35 μT］、地中送電線から最も近い幼稚園の敷地では17.7 mG［1.77 μT］であった。幼稚園周辺での電磁界放射レベルは地中送電線の位置と有意に関連していた。幼児園児の電磁界への長期ばく露は様々な健康問題につながり得ることから、これらの推定値は些細なものではなく、定常的なモニタリングが推奨される、と著者らは述べている。
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