活線状態の架空送電線でのベアハンド作業(宙乗作業)において、労働者への高強度の磁界ばく露は、安全上の重大な懸念である。この論文は、電力周波数磁界によって誘導される活線作業を行う労働者の内部(定位)電界を、現実的なばく露条件、即ち架空送電線の導体上での様々な作業姿勢を考慮して数値計算した。現実的な姿勢のボクセルベースの人体モデルにスカラーポテンシャル有限差分(SPFD)法を適用し、モデル内部の電界を計算した。その結果、最大磁界が国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)の職業的ばく露に対する参考レベルを超える場合であっても、内部電界は基本制限よりも大幅に低いことが示された。
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