ばく露ガイドラインおよび安全規格における6 GHz超の周波数に対する新たなドシメトリ量、特に、上皮電力密度または吸収電力密度の導入により、適合性確認試験のための新たな実験的評価手順の開発が必要とされている。この研究の著者らは、現在は10 GHz以下の周波数に限定されているピーク空間平均比吸収率(psSAR)の決定の際に用いられているものと同じ測定データおよびアルゴリズムを用いて、ピーク空間平均吸収電力密度(psSab)を近似すること提唱している。組織をシミュレートした媒体から0.02λまでの近さの波源に対し、psSARからpsSabへの変換についての不確かさの成分は、0.55 dB(13.5%)未満と評価された。このアプローチは容易に実施でき、最新の安全ガイドラインの基本制限に対する適合性判定を可能にするものである、と著者らは報告している。
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