[データモードと音声通話モードで作動中の携帯電話からのピーク電磁ばく露の比較] tech./dosim.

Comparison of peak electromagnetic exposures from mobile phones operational in either data mode or voice mode

掲載誌: Environ Res 2021; 197: 110902

この研究は、データモードと音声通話モードで作動中のスマートフォンからの典型的なピーク電磁界ばく露を、ベルギーのルーヴェンで比較した。屋外のネットワークに向けた送信電力は、屋内では屋外環境よりも高いと予想されることから、屋内で測定を実施した。ネットワークの世代(第2、第3、第4世代)および通信事業者の選択といった要因の影響力も調べた。その結果、最も重要な結論として、ルーヴェンで現在稼動している3つの世代のネットワークから生じるピークばく露には大きな差があることが示された。平均すると、多くの事例で第3世代のピークばく露は、第2世代の20分の1以下、第4世代の約5分の1から10分の1であった。また、データモードと音声通話モードのピークばく露にも系統的な差があった、と著者らは報告している。

ばく露