<目的> パルス磁界(PEMF)が難治性の骨折治療に有効なことが報告されているが,その作用機序は不明である.軟骨細胞増殖と細胞間質生成に及ぼすPEMFの影響,とくにその方向性について検討する. <方法> 72Hz, パルス幅0.58msec,平均2.44x10 Tの磁界トリの軟骨細胞を血清濃度3%と5%の培養器に水平方向および垂直方向の磁界を曝露し,2日毎に5回10日目まで細胞数をカウント. <結果及び結論> 血清3%,垂直方向磁界曝露群で10日目で曝露群は50%の軟骨細胞増殖抑制が見られた.他の条件下では影響なし.また細胞間質には全く影響なし.生体内骨表面における電流走行の方向を考えると,PEMFが軟骨細胞のレベルで効果があることの証拠となる.
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